2015年に廣済堂出版より刊行された本の文庫化。
全国各地のあまり有名でない(?)観光地を旅して回るシリーズ。同行編集者テレメンテイコ女史とのやり取りも楽しい。
書店でぱらぱらと目次を見て、「高知・徳島」の旅に沢田マンションが載っているのを見つけて買うことに決めた。沢田夫妻が30年かけてほぼ独力で建設したマンションで、以前から一度訪れたいと思っている場所だ。
https://matsutanka.seesaa.net/article/413024075.html
https://matsutanka.seesaa.net/article/417319941.html
ガイドはさらに、流氷が接岸すると知床は内陸性気候になる、と教えてくれた。気象的な観点で言えば、ここはもう海ではないということだ。海面が閉ざされてしまうため、水分の蒸発が起こらないわけである。(オホーツク)
西福寺だけでなく、最近こういう、昔からあったけれども知られていなかったすごいものがいろいろと発掘されていて、日本の観光地図が変わってきた気がする。(栃尾又)
泊まった部屋には、宿泊者ノートがあって、めくってみると、わざわざ泊まりに来る人が少なくないようだ。(…)ついに念願の沢田マンションに来ました! と感動の言葉がたくさん書きつけられていた。(高知・徳島)
緊急事態宣言も明けたことだし、またあちこち出掛けてみようか。
2021年8月5日、幻冬舎文庫、710円。