鴨たちの集まる川面のきらめきに昨日の疲れの消えてゆきたり咲き初めし白梅の小枝あしらはれ西京漬けの鰆が並ぶ毀たるる家はガ音に響きつつ楽しさうなり柱も壁も相槌はふーんで終はる三人の息子それぞれトーン異なる一夜にて黄葉すすみし御堂筋昨日の私にもどしてほしい