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です・ますを互いに付けて会話する若いふたりがいる春の町
ひらひらといやふらふらとへらへらと散る桜にも個性があって
おじさんが手を動かせばいくらでも産まれる春のベビーカステラ
最後まで飛び立つことなく壇上にペットボトルの真水はならぶ
何をしてもうまく行かない春だった葱のにおいが鼻から抜けず
割れながら砕けつづける喜びの僕にだってあるポテトチップス
二つ先の駅まで小さな旅をしてこの時期だけのびわのパフェ食む
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2021年06月30日
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