副題は「日本と世界の「負の遺産」を巡礼する旅」。
「Part1日本篇」16か所、「Part2欧米篇」8か所、「Part3アジア・アフリカ篇」6か所の計30か所の訪問記と、井出明、角田光代、下川裕治のインタビューが載っている。
「実際に現地を訪れること」にはやはり大きな意味があると思います。人間というのは不思議なもので、現地を歩いて巡っていると思いもよらないものが目に入ったりするし、いろいろ考えたり、覚醒が起きたりする。
私が訪れたことがあるのは、豊後森機関庫(大分県)、陸軍丹賀砲台園地(大分県)、原爆ドーム・平和記念公園(広島県)、大久野島(広島県)、旧海軍司令部壕(沖縄県)の5か所。
まだまだ知らない場所、行ってみたい場所がたくさんある。
2017年9月29日、イースト・プレス、1500円。