監督・編集:D・W・ヤング
ニューヨークで書店や本に関わる仕事をする人々へのインタビューを中心に構成されたドキュメンタリー。
書店主、ブックディーラー、作家、コレクターなど、本を愛する人が次々と登場する。数百年にわたる本の歴史、ネット通販の発達と書店の衰退、数々の稀覯本やオークションの様子、出版業界における女性差別の問題など、話題は多岐にわたり、テンポが速く密度の濃い内容となっている。
こういう映画が撮られることは心強い。その一方で、本をめぐる情勢がそれだけ厳しいということでもあるのだと思う。
京都シネマ、99分。
2021年04月27日
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