2021年04月09日

旧中川煉瓦製造所ホフマン窯(その1)

近江八幡にあるホフマン窯を見学に行く。

煉瓦製造所は現在「赤煉瓦の郷」という名前の老人施設になっていて、その敷地内に窯が残されている。


P1080906.JPG

まず目につくのは高さ33メートルの巨大な煙突。

かつては煉瓦造の窯を覆うようにして木造の建屋があったそうだが、現在では失われている。


P1080918.JPG

窯の大きさは長辺55メートル、短辺14メートルの楕円状。

明治末から大正にかけて築かれたものらしい。
今回は特別に中に入らせていただいた。


P1080908.JPG

内部はドーナツ型のトンネルになっている。

トンネル部分が十数室の区画に分けられていて、煉瓦の搬入・乾燥・焼成・冷却・搬出という順にぐるぐると繰り返される構造。一度窯に火が入ると、あとは24時間365日、休むことなくこの作業が続く。

このホフマン窯の登場によって、煉瓦の大量生産が可能になった。

posted by 松村正直 at 22:56| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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