2021年02月27日

雑詠(002)

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人生の残り時間はいかほどか尿意で覚める冬の明け方
ほぼ同じこと繰り返す平日を歩いて駅の段差にころぶ
この先にどんな風景があったろう降りた列車をながく見送る
舗装路に落ちては死んでゆく雨のかがやきそれにしてもよく死ぬ
どのようになっても母は母なれどベランダに伸びて分葱(わけぎ)が青い
台本があればいいのに励ましの言葉はいつも棒読みとなる
思ったより元気だったとだけ伝え母についての話を終える

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posted by 松村正直 at 09:13| Comment(3) | 雑詠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も先日野外某所で顔面を打つほど大転倒し、顔は大丈夫だったものの、肋骨にヒビが入っている模様で、2週間経っても深呼吸やクシャミをするとまだ痛いです。そんなに年は食っていないつもりなのですが、気をつけねばと思いました。
イタリア映画の『自転車泥棒』を観て「どろぼうはいけないと思いました」みたいなコメントで、すみません・・・
Posted by 小竹 哲 at 2021年02月27日 20:36
おけがはありませんでしたか。
今、母との日々を思い出しています。
ありがとうございました。
Posted by ぽよ at 2021年02月27日 21:41
>小竹さま
コメントありがとうございます。肋骨のお怪我、大変ですね。お互いに気をつけましょう。

>ぽよさま
ご心配いただき恐縮です。幸い私は特にけがはしておりません。母は今、老人保健施設に入所中です。
Posted by 松村正直 at 2021年03月01日 09:34
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