監督・脚本・出演:エリア・スレイマン
原題:It Must Be Heaven
2019年、フランス・カタール・ドイツ・カナダ・トルコ・パレスチナ合作
イスラエル国籍のパレスチナ人監督エリア・スレイマンが自身の役で主演を務める作品。イスラエルのナザレ、パリ、ニューヨークと移動しながら、街の様子や人々の姿をひたすら観察する。ほとんど言葉は発しない。
一場面一場面がよく練られた上質なコントのような味わいで、非常に面白かった。ジム・ジャームッシュともウディ・アレンとも少し違う。個人的にはかなりおススメの作品。
もっとも、上映中に客席からいびきが聞こえてきたように、退屈に感じる人には退屈な映画かもしれない。特に何も起こらないので。
京都シネマ、102分。
2021年02月13日
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