「まいまい京都」主催のライブ配信「京都市明細図でバーチャル旅行!語られざる占領下の京都へ〜米軍司令部、壊された膨大な民家、花街…浮かび上がる戦争と京都〜」を受講した。
講師は福島幸宏(東京大学大学院情報学環特任准教授)さん。京都府立総合資料館や京都府立図書館の職員を長く勤めて来られた方だ。
今回の講座は2010年に資料館の収蔵品から再発見された「京都市明細図」をもとに、京都の町の歴史をたどる内容。今回初めて知ったのだが、京都市明細図はデジタル化されて一般公開もされている。
https://www.arc.ritsumei.ac.jp/archive01/theater/html/ModernKyoto/
昭和2年頃に原図が作成され、占領期の昭和26年頃まで随時書き込みや彩色が追加されており、当時の京都の町の様子が詳しくわかる。
戦時下の建物疎開によって家が取り壊されて道路や公園になった様子をたどることもできるし、敗戦後に岡崎公園や南禅寺界隈の別荘群が「進駐軍用地」「進駐軍家族宿舎」になっていた事実も確認できる。
楽しく充実した2時間だった。
2021年02月09日
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