2021年01月17日

「Number」1018号

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将棋特集第2弾「藤井聡太と将棋の冒険。」

昨年9月にスポーツ誌「Number」で初めて将棋の特集が組まれた時は驚いた。今回も充実した内容で、インタビューや観戦記を通じてそれぞれの棋士の個性が浮き彫りになっている。写真もいい。

中でも、渡辺明と池谷裕二(脳研究者)の対談が面白かった。誌面に掲載されていないネット公開の部分に事実誤認があって、いろいろと批判も起きているようだけれど、こういうジャンルの違う人同士の対談はやはり刺激的だ。

将棋に限らず、頭脳明晰でありたければ「筋トレしろ、走り込みしろ」という話になってくる。体を動かすとそれだけで脳が活性化しますから。
脳そのものは衰えません。あとは若い人にどう対抗していくかです。ですから、もし若者の新しい方法論についていけるなら、原理的にはトップレベルを維持できるはずなんです。
僕らは「記憶の干渉」と言いますが、似たことをやると脳が混乱するんです。ノートパソコンだったら、座る場所を次々移動した方がいい。その方が学習効果は高くなります。

池谷氏の発言から。信じる信じないはともかく、どれもふだんの生活に取り入れられる話だ。

2021年1月21日号(1月7日発売)、640円。

posted by 松村正直 at 10:17| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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