既に「塔」1月号で発表になっております通り、2020年末をもって塔短歌会を退会いたしました。1997年12月に入会して以来、23年間お世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。まだまだ結社で果たすべき役割があるにもかかわらず、今回はわがままを聞き入れていただきました。
もともと河野裕子さんに誘われて入った「塔」でしたので、2010年に河野さんが亡くなって以降、漠然といつかは退会することを考えておりました。ただ、編集長の任期中に辞めるわけにもいかず、また「塔」に対する愛着も止みがたく、一年また一年と先延ばしを続けてまいりました。
昨年で私も50歳となり、人生の残り時間について考えることが多くなりました。これからの歌人として身の振り方を熟慮した末、思い切って退会の決断をした次第です。今後は「塔」を離れてフリーの立場で、今まで以上に真剣に、精力的に短歌に取り組んでいきたいと思います。
「塔」の皆様には、これまで大変お世話になりました。お一人お一人に直接お会いしてお礼を申し上げたいところですが、そうもいきません。心苦しい限りですが、ご理解いただけましたら幸いです。塔短歌会のさらなる発展と皆様のご健詠を祈っております。
またいつか、どこかでお会いしましょう!
2021年01月13日
この記事へのコメント
なにかひとつの歌のグループを創られるのですか、無名ながらひとりとして参画したく考えています。
Posted by 高村一光 at 2021年01月15日 19:08
今後のことについては、まだ何も決まっておりません。何か決まりましたら、このブログやTwitterなどでお知らせします。
Posted by 松村正直 at 2021年01月16日 13:34
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