2021年01月12日

映画「相撲道―サムライを継ぐ者たち―」

監督・製作総指揮:坂田栄治
プロデューサー:下條有紀、林 貴恵

2018年12月から2019年6月までの約半年間、大相撲の境川部屋と高田川部屋に密着取材して描いた力士のドキュメンタリー。上質な内容で、とても良かった。

登場する主な力士は、境川部屋の豪栄道、妙義龍、佐田の海、高田川部屋の竜電、輝。インタビューなどを通じて、それぞれの力士の個性や考え方が見えてくるのが面白い。

猛稽古で鳴らした高田川親方(元関脇・安芸乃島)の「稽古したから強くなるわけじゃない」という言葉にハッとさせられた。普通なら「稽古すれば強くなる」と言うところだろう。続く「強いやつは強いんですよ。でも人間って心が弱いでしょ。そこを支えるのは稽古しかない」という話に納得。

そう言えば、先日読んだ池田はるみさんの歌集『亀さんゐない』にも、「相撲道」の出てくる歌があった。

氷壁のやうな日本の相撲道モンゴルのひと白鵬に課す

これ以外にも相撲の歌が多く、「阿炎」「豊真将」「稀勢の里」「日馬富士」「白鵬」「栃錦」「高安」「朝乃山」「勝武士」「炎鵬」「徳勝龍」などが登場する。

いつか両国国技館に相撲を観に行きたいな。

京都シネマ、104分。

posted by 松村正直 at 08:22| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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