2020年11月24日

セミナー「稚内からサハリンを語る」

UBRJ(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター境界研究ユニット)・実社会共創セミナー「稚内からサハリンを語る」(ZOOMウェビナー開催)を視聴した。

報告者 三谷 将(稚内市サハリン事務所長)
    斎藤譲一(稚内市教育委員会・学芸員)
進行役 岩下明裕(スラブ・ユーラシア研究センター)

三谷さんは通常はサハリンで仕事をしているのだが、コロナ禍のため3月に日本に帰国して以来、まだ現地に戻れていないとのこと。新型コロナの流行は国際交流にも大きな影響を及ぼしている。

稚内―コルサコフの定期航路は2018年を最後に途絶えている。これは日本とサハリンの人の往来が船から飛行機にシフトしているのも一つの原因らしい。そこには団体旅行から個人旅行へという旅のスタイルの変化も関わっている。

飛行機であれば成田空港や新千歳空港から直接ユジノサハリンスクへ行くことになり、稚内は素通りされてしまう。とりあえずは農産物を中心とした貨物の輸送に活路を見出したいようであったが、なかなか現状は厳しそうだ。

posted by 松村正直 at 19:14| Comment(0) | 樺太・千島・アイヌ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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