鯨の町として有名な和歌山県の太地町に行ってきた。
同じ近畿圏ではあるけれど、京都からは特急を使っても4時間以上かかる。東京に行く方がはるかに近い。
JR紀勢線の太地駅。
ホームの壁には鯨や魚など海の生きものが描かれている。駅は町の中心部からは少し離れたところにあり、循環バスが走っている。
イルカが乗っているポスト。
赤ではなく水色に塗られていて、水しぶきが上がっている。
まずは、太地町立くじらの博物館へ。
イルカの追い込み漁を描いたドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」の舞台となったこともあり、近年、太地町には動物愛護運動や捕鯨反対派の人たちが来るようになっている。この日も朝から博物館前で、追い込み漁やイルカの飼育に反対する演説が行われていた。
博物館は1969年の開館ということで、さすがにあちこち古びた感じはあったけれど、展示内容は充実していた。
古式捕鯨の様子を再現したジオラマ。
屋外に展示されているシロナガスクジラの骨格標本(レプリカ)。
陸上で見ると驚くほどの大きさだ。
自然の入り江を使って行われるクジラショー。
3種類のゴンドウクジラ(コビレゴンドウ、オキゴンドウ、ハナゴンドウ)が、飼育員の合図でジャンプしたり、鰭を振ったりする。イルカショーは何度も見たことがあるが、クジラショーは初めて。小さな子供を連れた家族で賑わっていた。
捕鯨船「第一京丸」。
2012年まで実際に使われていた船が展示されている。船体に「RESEARCH」とあるのは、調査捕鯨を行なっていたため。
2020年11月08日
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