私の住む京都府伏見区深草地域は、かつて陸軍の第16師団が置かれていたところなので、戦争に関わるものがたくさん残っている。
京都医療センターは旧国立京都病院。その前は京都陸軍病院だったところである。正門から入って一番奥まったところ、敷地の南東の隅に記念碑は立っていた。
「京都陸軍病院跡」の碑。
これは昭和59年に建てられた比較的新しいもの。
行啓記念碑。
昭和16(1941)年5月18日に皇后が京都陸軍病院を慰問されたことを記念したもので、こちらは古い。
近寄ってみると左側に「京都師団長森岡皐謹書」とある。
当時、第16師団長を務めていた森岡皐(すすむ)中将の揮毫だ。
森岡皐。
歌人森岡貞香の父である。
先日のお写真につきまして国旗掲揚柱と記しましたが、石の部分に限れば「国旗掲揚台」とする記事が多いです。一本の石柱にポールを固定するケースと、二本でポールを挟み込むケースがあったようです。