2020年09月17日

玄武洞

豊岡演劇祭のついでに、近くの玄武洞にも行ってみた。
160万年前の火山活動によって形成された柱状節理が有名なところ。


 P1080063.JPG


対岸のJR玄武洞駅から玄武洞ミュージアムが運営する渡し船が出ている。片道7分、400円。今ではほとんどの観光客が車で直接玄武洞に来ているようだけれど、この渡し舟はおススメ。円山川の川風が心地よい。→渡し船のチラシ


 P1080051.JPG


 P1080046.JPG


今回、玄武洞に来て初めて知ったことがいくつかある。

・玄武洞自体は自然にできた地形だが、洞になっている部分はかつての石の採掘跡。
・玄武洞だけでなく、青龍洞、白虎洞、北朱雀洞、南朱雀洞もある。
・玄武岩の名前は玄武洞に由来している。

有名な観光地には「写真で見た時はすごかったけれど、実物は今ひとつ」というものがけっこう多いのだが、この玄武洞は反対に、写真で見るより実物の迫力が上回っている。


 P1080056.JPG


こちらは青龍洞。
柱状節理の美しさでは玄武洞より上かもしれない。


玄武洞はかつてはもっと規模が大きかったらしい。1925(大正14)年の北但馬地震でかなり崩落してしまったのだ。大正時代の絵葉書を見ると、ギリシア神殿のように整然と洞窟に柱が立っていた様子がわかる。

当時は洞窟の中にも自由に入れたようで、そんなのどかな時代が今では羨ましい。

posted by 松村正直 at 08:24| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。