2020年08月14日

映画「僕は猟師になった」

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監督:川原愛子
出演:千松信也
語り:池松壮亮

京都で「くくり罠」猟を行う千松信也さんの暮らしを、2年間にわたる密着取材によって描いたドキュメンタリー。

「動物を殺す瞬間や解体から目をそむけないこと」を撮影の条件にしたというだけあって、罠にかかった猪や鹿にとどめを刺すシーンや解体の場面も映る。命との向き合い方、食べることの意味、人間と動物との関係、現代社会の抱える矛盾など、多くのことを感じ取れる作品だ。

パンフレット(800円)も中身が濃く、千松さんのインタビューのほかに狩猟や解体の方法なども載っている。

ぼくがやりたい猟は、人間以外のほとんどの野生動物がやっているような「生きるための食料を自分の力で獲る」という行為です。

先行上映&トークショーに参加したのだが、「京大を出たのに、なぜ猟師に?」という会場質問に対して、「京大という自由な場があったからこそ、猟師という生き方に出会えた」と答えていたのが印象的だった。

千松さんの3冊の著書はどれも面白くておススメ。
映画とあわせて、ぜひ。
https://matsutanka.seesaa.net/article/425648505.html
https://matsutanka.seesaa.net/article/476449998.html

出町座、99分。

posted by 松村正直 at 08:13| Comment(0) | 狩猟・食肉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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