2020年08月09日
庭田杏樹×渡邉英徳『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』
「記憶の解凍」プロジェクトの一環として出版された一冊。
戦前・戦中のモノクロ写真をAIによる自動色付けと資料や証言による手作業の色補正によってカラー化し、350枚を収めている。
カラー写真になったことで、人々の暮らしや戦争の被害状況が、非常に生々しく甦ってくる。戦前の沖縄や広島の中島地区(現在の広島平和記念公園)で撮られた写真も多く、そこに写る人々の運命を否応なく突き付けられる。
これは、すごい本だ。
2020年7月30日、光文社新書、1500円。
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