2020年08月07日

オンライン企画「『戦争の歌』を読む」

8月12日(水)20:00〜22:00、オンライン企画「『戦争の歌』を読む」を行います。

拙著『コレクション日本歌人選78 戦争の歌』(笠間書院)の話をして、その後で皆さんと自由に語り合います。参加費は1,000円。

ご参加、お待ちしております。

https://marrmur.com/2020/07/22/3186/

posted by 松村正直 at 22:41| Comment(3) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昨夜はお疲れさまでした。
いろいろありますが、長崎の原爆を詠んだ竹山広さんの歌で、水辺に倒れた母子が「寄り添ふやうに死にし」ではなく「いづれが先に死にし」とすることによって、情景がスチール画ではなく、そこに到るまでの時間を伴った動画となっている、後人が読むたびに母子は生き返り、また死ぬことを永久に繰り返さなければならないというお話は、重く響きました。
短歌は助詞一つ替えただけで変わってしまうというのは、全くその通りだと思います。いっぽう『海潮音』の「秋の日のヴィオロンのためいきの」や「山のあなたの空遠く」など、ヨーロッパの詩を日本語に翻訳することによって日本の詩歌となったように、短歌もまた外国語に翻訳されることによって、新たな情緒を伴った短詩になる可能性については如何でしょうか。それはもはや短歌ではないかもしれませんが。
短歌ではありませんが、日本の叙情歌を自身で英訳して歌っているグレッグ・アーヴィンさんという人がいます。「あした浜辺をさまよへば」の「あした」をtomorrowとするなどの誤訳はありますが、原詩では表に顕れていない行間の感情を掬い取って、見事に翻訳しています。
“Greg Irvin”で検索すると『ふるさと』『赤とんぼ』などがYouTubeで出てきますので、よろしければ一度聴いてみてください。
Posted by 小竹 哲 at 2020年08月13日 06:42
すみません、訂正です。

【誤】グレッグ・アーヴィン(Greg Irvin)
 ↓
【正】グレッグ・アーウィン(Greg Irwin)
Posted by 小竹 哲 at 2020年08月13日 19:18
小竹さま、昨夜はイベントにご参加くださり、ありがとうございました。
詩や短歌の翻訳には様々な可能性があると思います。翻訳で失われてしまう面だけでなく、新たに生まれる面もあるでしょうね。
グレッグ・アーウィンさんの歌、聞いてみます。
Posted by 松村正直 at 2020年08月14日 00:44
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