「くらべる」シリーズも6冊目。
今回は岡部氏のふるさと「京都」に関する様々なことが比べられている。「賀茂川/鴨川」、「西寺/東寺」、「衣笠丼/木の葉丼」、「東華菜館/レストラン菊水」など。
鴨川の「かわゆか」は「涼しそうに見えるけれど実は暑い」こともありますが、貴船の「かわどこ」は、北部の山中にあることもあり本当に涼しい。
京都に住んで19年になるけれど、三条大橋(昭和25年)より七条大橋(大正2年)の方が古いことや、「中二階」と「総二階」の違い、東大路通りに面した八坂神社の「西楼門」が正門でないことなど、この本で初めて知った。
千葉県鴨川市を流れる「加茂川」や伊豆の修善寺にある「渡月橋(とげつばし)」を京都の本家と比べているのも、独自の視点で面白い。
2020年3月4日、東京書籍、1300円。