2020年07月06日

マカレンコ

むりをして揃へし全集マカレンコ矢川徳光書架に古りつつ
すぐ読むと買ひし本なれ四十年五十年余の日の過ぎにけり
いちづなりし日日の記憶はうすれつつ変はることなし書棚に
本は          森田アヤ子『かたへら』

マカレンコは集団主義教育理論で知られるソ連の教育者。『マカレンコ全集』全8巻は1964年〜1965年に刊行され、1970年代に日本でもマカレンコの理論に基づいた「学級集団づくり」教育が一部の学校で盛んに行われた。

このような集団主義教育は、旧ソ連の教育学者、A・S・マカレンコ(一八八八〜一九三九)の著作によるところが大きかった。マカレンコの著作は、ソ連教育学の研究者である矢川徳光らにより翻訳が進められていた。
            原武史『滝山コミューン一九七四』

原武史の本は自らの小学校時代の記憶をたどりつつ、そこで行われていた集団教育の光と影について分析したドキュメンタリーだ。


posted by 松村正直 at 00:03| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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