2020年03月02日

『秘境旅行』のその後

『秘境旅行』はもともと1962年刊行の本なので、60年近く前の話ということになる。ここに載っている写真の多くは、今ではもう撮ることができないだろう。失われてしまったものや、無くなってしまったものがたくさんある。

一方で、この本に書かれた話のその後が続いている例もある。

例えば「一校長の執念の結晶」として紹介されている広島県千代田町(現・北広島町)の新藤久人氏の収集品は、現在、芸北民俗芸能保存伝承館に保存されている。
https://www.town.kitahiroshima.lg.jp/site/bunkazai/1775.html

また、町ぐるみで養鶏が奨励されていた島根県大東町(現・雲南市)は今でも養鶏が盛んで、「うんなんたまごプロジェクト」といった町おこしにも活用されている。
https://www.unnan-tamago.com/

こんなふうに現在まで繋がっているものがあることを知ると、何だかとても嬉しい。

posted by 松村正直 at 18:03| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。