先日、京都に新しくできた劇場「THEATRE E9 KYOTO」で青年団の公演「走りながら眠れ」を見た。
作・演出:平田オリザ、出演:能島瑞穂、古屋隆太。
大杉栄と伊藤野枝の二か月間を描いた会話劇で登場人物は二人だけ。日常の何気ない会話から人間関係や時代の空気が窺われる内容となっている。観客は二人がこの後虐殺される運命だと知っているだけに、一つ一つの話が深く胸に入ってくるように感じた。
終演後には平田オリザさんのアフタートークが30分ほどあった。平田さんは「国際観光芸術専門職大学」(仮称)の開設を目指して兵庫県豊岡市に移住したばかり。多くの質問に一つ一つ丁寧に答えていたのが印象的だった。
鴨川のほとりにある劇場はカフェも併設していて、オシャレな雰囲気。家からも近いのでまたいろいろと見に行きたい。