2019年06月07日

第55回短歌研究賞

今年の第55回短歌研究賞は川野里子さんの「Place to be」(28首)に決まった。短歌研究賞は前年の短歌総合誌に発表された20首以上の作品が対象となる賞である。

歌集『歓待』の冒頭にも据えられた「Place to be」は非常に印象深い作品で、受賞も当然という思いがする。この世に居場所の無くなった母が亡くなるまでの経緯を、母の言葉を詞書として挟みつつ、痛切な思いで詠みきっている。

posted by 松村正直 at 23:46| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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