最近、NGT48のメンバーへの暴行事件の報道の中で、「運営」という言葉をよく見かける。「運営がきちんと謝罪すべき」とか「運営は事実を明らかにしろ!」とか「運営に取材したところ」とか。NGTにもAKBにも全く興味はないのだが、この「運営」という言葉の使い方には興味がある。
数年前から、ネットゲームをしている息子が「このゲームは運営がクソ」とか「運営が今、謝ってる」といった言い方をしていたので、「運営」=「運営者」「運営会社」の意味であることは知っていたのだが、それがリアルの場面でも使われ始めていることに驚いた次第。
この「運営」という言葉には、人の顔が見えない感じがある。「システム」や、さらに言えばSFに出てくる「マザー(コンピューター)」のイメージに通じるところがあって、私には不気味に思われる。これから、もっと日常的に使われる言葉になっていくのだろうか。
2019年01月15日
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