2019年01月06日

みうらじゅん著 『「ない仕事」の作り方』


自分が好きなこと、興味を持ったことを、どのように仕事にしていくか。それまで世の中に存在しなかった仕事を、どのように成り立たせるのか。「マイブーム」「ゆるキャラ」などの新語を作り数々の「ない仕事」を生み出してきた著者が、自らの持つノウハウを詳しく明かしている。

大きな力となるのは「言葉」である。

まず、名称もジャンルもないものを見つける。そしてそれが気になったら、そこに名称とジャンルを与えるのです。

「ゆるキャラ」という名前を付けることで、そうしたジャンルが人々の意識の上に形作られる。これは、「セクハラ」という言葉が生まれたことで、(それまでも存在はしていた)セクハラ問題が顕在化したことと似ているだろう。

また、自分が取り組んでいることに対して「つまらないかもな」「観客は喜んでいるのか?」といった不安が兆した時にどうするか。

そんなとき、私が必ず唱える呪文があります。
「そこがいいんじゃない!」

この言葉一つで、マイナスがプラスに、不安が自信へと反転するのである。

他にも「自分を洗脳する」「趣味は突き詰める」「重い言葉をポップにする」「母親に向けて仕事する」などの具体的な方法が、多くの実例を挙げて紹介されている。軽そうな見た目の本だけれど、中身は深い。

2018年10月10日、文春文庫、660円。


posted by 松村正直 at 22:08| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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