韓国海軍の駆逐艦が日本の哨戒機にレーダーを照射した問題が、ここ一週間ほど大きくニュースで取り上げられている。
事件についてはひとまず置いといて、私が注目したのが駆逐艦の名前「広開土大王」(クァンゲト・デワン)とある。「ああ、好太王(広開土王)の碑」の人かと懐かしくなる。日本史を勉強していた30年前の記憶が不意に甦ってきたのだ。
好太王は西暦4〜5世紀にかけての高句麗の国王で、「好太王の碑」に当時の日本の様子も記されていることから教科書に載っていたのだった。
この碑文について、当時(30年前)は旧日本軍による改竄の可能性が言われていたのだが、今回あらためて調べてみると、今ではその可能性は否定されているらしい。Wikipediaには
2006年(平成18年)4月には中国社会科学院の徐建新により、1881年(明治14年)に作成された現存最古の拓本と酒匂本とが完全に一致していることが発表され、これにより改竄・捏造説は完全に否定され
とある。
日本史や世界史も日々進化(?)していて30年前と今ではいろいろと違っている。でも、人間の頭はパソコンのようにすぐにアップデートできないので、きっと古い情報が大量にしまい込んだままになっているのだろうな。