「歌集は読むけど、歌書は読まない」という人はけっこう多いと思う。
特に分厚い歌書はちょっと、という気持ちはよくわかる。
そこで、私が自信をもっておすすめする歌書を5冊あげておこう。
どれも面白くて読み終わるのが惜しいくらいの本ばかり。
・三枝ミ之著 『昭和短歌の精神史』
(本阿弥書店、2005年、522ページ)
・岡井隆著 『『赤光』の生誕』
(書肆山田、2005年、473ページ)
・大辻隆弘著 『岡井隆と初期未来 若き歌人たちの肖像』
(六花書林、2007年、388ページ)
・秋葉四郎著 『短歌清話 佐藤佐太郎随聞 上』
(角川書店、2009年、499ページ)
・秋葉四郎著 『短歌清話 佐藤佐太郎随聞 下』
(角川書店、2009年、552ページ)
なお、『昭和短歌の精神史』は角川ソフィア文庫からも刊行されている。