2018年05月21日

ウィキペディア


インターネット上の百科事典「ウィキペディア」はとても便利だ。
その一方で、時々、首を傾げざるをえない記述にも出くわす。

例えば「与謝野晶子」を調べると、

家業は没落しかけており、3人目の女の子であったため両親から疎まれて育つ。

などと書いてある。

出典は昭和14年に宮本百合子の書いた「婦人と文学」の一節ということだが、これは事実とは違うだろう。晶子の『私の生ひ立ち』を読めば生家はむしろ裕福であったことがわかるし、家業の「駿河屋」が昭和50年代まで営業を続けていたことから考えても、とうてい没落しかけていたとは思えない。「両親から疎まれて」も、宮本個人のかなり偏った見方と言っていい。

このように、「ウィキペディア」を参考にする際には、信用できる部分とできない部分をまずは自分自身で見極める必要がある。

posted by 松村正直 at 20:56| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。