子どもの頃から本屋が好きだ。
金沢に住んでいた時(1994年〜95年)は本屋で働いていた。
店の名前は「ブック宮丸」。
金沢市内に「笠市店」「武蔵店」「片町店」という小さな3店舗を構える本屋で、僕の入った時に新たに郊外に「金沢南店」(240坪)という大型店を出したところであった。
僕が働いていたのは「笠市店」。
毎朝取次から届く書籍を棚に並べ、不要な本を返品し、空いている時間はレジに立った。客として訪れるとのんびりしているように見える本屋も、その裏では膨大な作業があることをその時初めて知った。
勤務は朝9時から夕方6時まで。2週に3日の休み。
時給730円で、月に8時間×25日=200時間くらい働いていた。
生まれて初めて名刺を作ってもらったのもここで、今も記念に取ってある。
ウィキペディアによれば、ブック宮丸はその後さらに「金沢北店」(450坪)を出店したものの、近年になってその「金沢北店」と「笠市店」「片町店」は閉店。今は「金沢南店」と「エムザ店」(武蔵店が移転)だけになっているとのこと。
本屋が大変な時代。
何とか頑張ってほしいものだ。
金沢の平田です。ブック宮丸は時々利用しています。
歌集も短歌雑誌もあまり置いてないのが残念ですが、
町の本屋さんがなくなると淋しいので、ネットでしか
手に入らないもの以外は、なるべく本屋さんで注文して
います。
「駅へ」が届きました。ようやく抜粋でなく歌集で
読むことができて感激です。
「なるべく本屋さんで」というのは大事なことですね。