昭和と平成で変わったもの34点を取り上げて、写真付きで解説した本。
例えば、
子どもの楽園が「昭和の屋上」
都会のオアシスが「平成の屋上」
卵でしっかり巻いたのが「昭和のオムライス」
とろとろ卵を乗せたのが「平成のオムライス」
板ガムが「昭和のガム」
粒ガムが「平成のガム」
白いのが「昭和の日傘」
黒いのが「平成の日傘」
籠を使ったのが「昭和のフルーツ盛り」
箱を使ったのが「平成のフルーツ盛り」
など。見開きに2枚の写真を並べて見せてくれるので、非常にわかりやすい。
昭和と平成の変化のポイントとして「定番がなくなった」ことが挙げられていて、なるほどと思った。「昭和のラーメン」はある程度誰もがイメージできるのに対して、「平成のラーメン」は多種多様なのである。
この「くらべる」シリーズ、実におもしろい。
2017年3月1日、東京書籍、1300円。