2017年11月30日
原稿の分量
結社誌の編集長をしているので、毎月約40篇の原稿が手元に届く。
内容は別にして、外形的な面で問題のない原稿というのはその半分くらいで、残りの半分には何らかの問題がある。
一番多いのが分量のミスだ。
「本文A字×B行」という指定に合っていない原稿が非常に多い。
理由は「ワードのページ設定がうまく行ってない」「フォント10.5で設定しているのにフォント12で書いている」「ルビの分で行数が増えている」など、いろいろある。ワードが使いにくいのも確かだろう。
でも、分量を間違えない一番確実な方法は「指で数える」ことである。
最初の行の字数と、全体の行数を、指で一つ一つ数える。実に簡単なことだ。
それだけで、たいていの分量の間違いはなくなる。
反対に言えば、それさえしていない原稿がいかに多いかということである。
私は原稿を受け取ると、最初に字数と行数を数えることにしている。
その段階で不備があれば、すぐに連絡して書き直してもらう。
思えばこの13年間、その繰り返しだったような気もする。
この記事へのコメント
字数数えないで原稿書くほうがむずかしい気がしますけどね。制限字数を目標に書くわけだから。「誰が桐谷侃三だったのか」もぴったり、真野さんの指定行数通りです。当たり前のことだから自慢にならないけど。
Posted by 中西亮太 at 2017年12月02日 15:31
書き慣れている人ならそうなのですが、結社誌ではなかなか「ぴったり」とは行かないですね。
Posted by 松村正直 at 2017年12月04日 18:22
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