2017年10月15日

「現代短歌」2017年11月


中西亮太さんの評論「誰が桐谷侃三だったのか」が12頁にわたって掲載されている。

これは、すごい。短歌史における定説を覆す新資料の発見と、地道な裏付けに基づく緻密な論考である。桐谷侃三に興味がある方も、名前は聞いたことがあるけど・・・という方も、誰それ?という方も、ぜひお読みください。1940年当時の短歌をめぐる状況がありありと甦ってくる内容となっています。

こうした優れた評論を載せることは、短歌雑誌の大事な役割と言っていいだろう。

posted by 松村正直 at 08:36| Comment(4) | 短歌誌・同人誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
過褒ですが、ありがとうございます。
冒頭の塚本の引用は松村さんから教えてもらったものです。

いずれ大日本歌人協会解散事件についても書きますので、
よろしくお願いします。

(ただし、実というと、自分が本当に書きたかったのは
 桐谷侃三の方です。歌の読み方をめぐる問題なので。)

拙稿、終わり近くの「素朴な日本主義者」の「素朴な」が
自分の元々の気持ちに合っていなくてイヤです。
でも「単純な」だと水穂を馬鹿にしているみたいだし、
ほかによい言葉、ないものでしょうか・・・
Posted by 中西亮太 at 2017年10月17日 02:04
「誰が桐谷侃三だったのか」はtwitterなどでも反響が出始めています。これは、ぜひ多くの方に読んで欲しいですね。

大日本歌人協会解散事件についての論考も楽しみにしています。いまだに謎の部分が多いですから。中西さんの本命はむしろそっちかと思っていました。

「素朴な」はどうでしょう。「単純な」よりはニュートラルな言葉だと思います。価値判断をそれだけ出すべきか難しいところです。
Posted by 松村正直 at 2017年10月18日 07:14
手紙も載せてあってドキドキしながら読みました。「やさしい鮫」の部分もわかりやすくあったので、こういう時に記事に残してるというのは大切ですね。編集後記のとこのいきさつにもドキドキ。興味深かったです。
Posted by 豚肉を揚げる音 at 2017年10月19日 17:03
豚肉を揚げる音さん。
コメントありがとうございます。
「誰が桐谷侃三だったのか」は本当にスリリングな内容でした。70年以上前の出来事でも、こんなふうに資料と緻密な論理によって実態を明らかにできるのですね。
Posted by 松村正直 at 2017年10月22日 08:49
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。