2017年10月06日
さいとうなおこ著 『子規はずっとここにいる』
副題は「根岸子規庵春秋」。
子規に関する短い(3ページ程度)のエッセイ34篇と座談会「遠くて近い正岡子規」を収めた一冊。
著者のさいとうさんは「未来」の選者を務める歌人であるが、一般財団法人子規庵保存会の理事もされている。月に三回、当番として子規庵に通うほか、展示資料を探して子規の故郷である松山を訪れたりもしているとのこと。
子規庵は2年前に訪れたことがある。
http://matsutanka.seesaa.net/article/413885492.html
建物自体は戦後の復元であるが、かつて子規が暮らした空間が多くの方の尽力によって残されているのは本当に貴重なことだと思う。
2017年9月19日、北冬舎、1200円。
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