2017年05月30日

富山へ(その2)


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富山は環境問題への取り組みが進んでいるようで、市街地のあちこちに自転車市民共同利用システムの貸し出しステーションがある。
好きな場所で借りて、好きな場所に返せば良いらしい。


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歌会の会場は「高志の国 文学館」。

植樹祭で富山を訪れている天皇・皇后両陛下が翌日訪れる予定とのことで、警官や職員の人があちこち忙しそうに歩き回っていた。

時間があったので、大伴家持生誕1300年記念企画展「官人(つかさびと) 大伴家持 ―困難な時代を生きた良心」と常設展を見る。
越中の国守として赴任した家持の歌をあらためて読んだのだが、なかなか良い。

かからむとかねて知りせば越の海の荒磯の波も見せましものを
               (巻17−3959)
珠洲の海に朝開きして漕ぎ来れば長浜の浦に月照りにけり
               (巻17−4029)
朝床に聞けば遥けし射水川朝漕ぎしつつ唱ふ舟人
               (巻19−4150)

声に出して読んでみると気持ちがいい。
こういう調べの豊かな歌を詠んでみたいという思いが湧いてくる。
posted by 松村正直 at 08:35| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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