2017年02月10日

宮崎へ(その3)

2日目は古い町並みが残っている日向市の美々津へ。
古くから港町として栄えた町で、重要伝統的建造物群保存地区となっている。

 P1050507.JPG

「日本海軍発祥之地」の碑。

かつて神武天皇の船がここから東征に発ったとの神話に基づいて、海軍発祥の地とされたらしい。紀元2600年記念事業の一環として、昭和17年に建立されたもの。

どこかで見たことのあるような造形だと思ったのだが、宮崎市にある「八紘一宇の塔」と同じ人の手によるものであった。


 P1050504.JPG

「海軍両爪錨」。

「両爪」は両側に爪がある錨のことで、「片爪」に対する言葉らしい。
これも昭和17年に製造されたもの。海軍のシンボルとして展示されているのだろう。


  P1050508.JPG

日向市駅に立つ若山牧水像。
「ふるさとの尾鈴のやまのかなしさよ秋もかすみのたなびきてをり」。

posted by 松村正直 at 07:56| Comment(2) | 戦争遺跡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
美々津は浮上式鉄道宮崎実験センター,俗に言うリニアモーターカーの実験設備があったところで,センターが山梨に移転する平成八年までさかんに走行試験が行われていました。設備だけは今でも残存しています。自分は四半世紀前に四ヶ月ほど暮らしていました。昔ながらのおだやかな港町に変わりはないようですね。
Posted by 村田馨 at 2017年02月11日 16:34
村田さん、コメントありがとうございます。

日豊本線で宮崎から美々津へ向って走っていると、今は使われていないらしい高架線が車窓に見えました。たくさんのソーラーパネルが設置されていて何だろうと思ったのですが、終点の車庫のようなところに「鉄道総合研究所」とあって、実験線の跡だと気づきました。

美々津は平日だったからか観光客の姿もなく、ひっそりと静まり返っていました。
Posted by 松村正直 at 2017年02月11日 19:56
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