古くから港町として栄えた町で、重要伝統的建造物群保存地区となっている。
「日本海軍発祥之地」の碑。
かつて神武天皇の船がここから東征に発ったとの神話に基づいて、海軍発祥の地とされたらしい。紀元2600年記念事業の一環として、昭和17年に建立されたもの。
どこかで見たことのあるような造形だと思ったのだが、宮崎市にある「八紘一宇の塔」と同じ人の手によるものであった。
「海軍両爪錨」。
「両爪」は両側に爪がある錨のことで、「片爪」に対する言葉らしい。
これも昭和17年に製造されたもの。海軍のシンボルとして展示されているのだろう。
日向市駅に立つ若山牧水像。
「ふるさとの尾鈴のやまのかなしさよ秋もかすみのたなびきてをり」。
日豊本線で宮崎から美々津へ向って走っていると、今は使われていないらしい高架線が車窓に見えました。たくさんのソーラーパネルが設置されていて何だろうと思ったのですが、終点の車庫のようなところに「鉄道総合研究所」とあって、実験線の跡だと気づきました。
美々津は平日だったからか観光客の姿もなく、ひっそりと静まり返っていました。