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やさしい鮫日記
松村正直の短歌と生活
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2016年11月28日
名前
今朝の新聞に画家の島田章三氏の訃報が載っていた。
絵には詳しくないのだが、この名前は知っている。
歌人の島田修二の弟だ。
「修二」「章三」と名前があれば、当然、兄がいることもわかる。
島田修二の兄・陽一は海軍中尉で昭和19年に戦死している。
水漬きつつ死にたる兄よ死なざりし我は戦後の海に佇ちゐる
『渚の日々』
死者の記憶を抱えつつ生きる戦後とは、どのようなものだったのだろうか。
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posted by 松村正直 at 12:54|
Comment(2)
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この記事へのコメント
下の記事で拙ブログを紹介してくださってありがとうございます。
島田章三氏、亡くなりましたね。以前、横須賀に古くから住んでいる人に聞いたところ、地元で「島田三兄弟」といえば有名で、それは次男と三男が歌人・画家として名を成したということもありますが、それよりもなによりも学生時代から「とにかく秀才」で知れわたっていたとのことでした。
松村さんが引いた歌は、散々使用されてほとんど無意味な記号と化した「戦後」の一語をもう一度本来の意味で使おうとしているようで、そこが印象深いですね。
Posted by 中西亮太 at 2016年11月30日 10:49
島田三兄弟は地元で有名だったのですね。
島田修二は事情があってアンソロジーなどにも入らなくなり、次第に言及されることが少なくなっているように感じます。
Posted by 松村正直 at 2016年11月30日 23:31
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島田章三氏、亡くなりましたね。以前、横須賀に古くから住んでいる人に聞いたところ、地元で「島田三兄弟」といえば有名で、それは次男と三男が歌人・画家として名を成したということもありますが、それよりもなによりも学生時代から「とにかく秀才」で知れわたっていたとのことでした。
松村さんが引いた歌は、散々使用されてほとんど無意味な記号と化した「戦後」の一語をもう一度本来の意味で使おうとしているようで、そこが印象深いですね。
島田修二は事情があってアンソロジーなどにも入らなくなり、次第に言及されることが少なくなっているように感じます。