身延町の隣りの早川町に「赤沢宿」という集落がある。
ここはかつて、身延山から七面山へと参拝する人々が泊まる宿場として賑わった場所である。
標高500メートルから600メートルにかけての斜面に40軒ほどの家がある。石畳の道や参拝者の泊まった宿などが残っており、重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けている。
かつての宿の一つ「大阪屋」。
参拝登山をする人々はこうした宿に泊まったのである。
軒下には全国各地から訪れる講(参拝のグループ)が定宿にした証の「講中札」(板マネギ)がたくさん掛かっている。
牧水の歌碑。
「花ちさき山あぢさゐの濃き藍のいろぞ澄みたり木の蔭に咲きて」
2016年10月04日
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