2016年09月02日

『銀の海峡』

副題は「魚の城下町らうす物語」。
制作は北海道アート社。
北海道羅臼町のPR本である。

と言っても別に羅臼に強い興味があるわけではなく、ノンフィクション作家・渡辺一史の文章が読みたくて、羅臼町役場から取り寄せたのである。

(詳しくは下記をご参照ください。)
http://www.edia.jp/watanabe/watanabe/Hokkaido_2.html

全4章のうち、第1章「漁師の食卓」と第2章「魅せられし者たち」の中の2篇を渡辺が執筆している。

男たちの「漬け物観」は、結局のところ、「わが家の漬け物自慢」に行き着くことが多いのだが、それは同時に、羅臼の男たちにとっての微笑ましい“かかあ自慢”でもあるのである。
知床が、その「秘境」としての性格を最もあらわにするのは、冬よりも、夏であるといわれる。例えば、その主脈をびっしりと埋めつくす「ハイマツ」である。

羅臼町は北海道目梨郡に属する。メナシはアイヌ語で「東方」を意味する言葉との説明を読んで、「クナシリ・メナシの戦い」に思い当たる。
http://matsutanka.seesaa.net/article/435963678.html

こんなふうに、頭の中にバラバラにある知識や記憶がふいに結び付くのは気持ちがいい。

知床半島は東側の羅臼町と西側の斜里町に分かれている。以前、北海道旅行をした時に斜里町のウトロや知床五湖は訪れたが、羅臼町には行ったことがない。

う〜ん、行ってみたいな。

2003年8月、羅臼町、500円。

posted by 松村正直 at 07:17| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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