2016年08月28日

大阪へ(その1)

京都と大阪はJRの新快速に乗れば30分と非常に近いのだが、普段はあまり大阪に出かけることがない。映画も買物も食事も、たいていは京都で済ませてしまう。

とは言っても、大阪に行かないと見られないものもたくさんあるので、今回3つまとめて行くことにした。

まずは、大阪市立美術館で開催されている「デトロイト美術館展」へ。天王寺公園の中にある美術館で、昭和11年に建てられている。

  P1050205.JPG

「大西洋を渡った名画たち」という副題で、全52点が4部屋に分かれて展示されている。「第1章 印象派」「第2章 ポスト印象派」「第3章 20世紀のドイツ絵画」「第4章 20世紀のフランス絵画」という流れになっていて、ドガ、モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、カンディンスキー、マティス、ピカソ、モディリアーニらの作品がならぶ。

特に印象に残ったのは、ゴッホの「オワーズ川の岸辺、オーヴェールにて」。絵の具の塗り跡そのままに舟や川や木々を描いている。

キルヒナー「月下の冬景色」は、冬山の幻想的な光景を色彩豊かに表現していて、ちょっと恐いくらい。

ピカソの「アルルカンの頭部」は、モノクロ写真のような道化の顔に点々と青色が添えられていて、内面の翳りを滲ませている。

そして、忘れてはいけないのが、展示室の最後にあるルオーの「道化」。なんと池本一郎さんにそっくり!!

これが、今回の最大の発見でした。

posted by 松村正直 at 11:37| Comment(0) | 演劇・美術・講演・スポーツ観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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