昨日は姫路キャッスルグランヴィリオホテルで開催の短歌人会夏季全国集会にお招きいただき、講演「石川啄木と土岐哀果」を行った。17:00から18:40まで。
他の結社の全国大会に参加するのは初めてのことだったのだが、皆さん気さくに接してくださり、楽しい時間を過ごすことができた。講演の後はオープニングパーティー、さらにホテルの部屋に移って「深夜サロン」(?)で話が続く。
藤原龍一郎さん、小池光さん、蒔田さくら子さん、三井ゆきさん、西勝洋一さん、宇田川寛之さん、谷村はるかさん、橘夏生さん、長谷川知哲さん、梶倶認さん、村田馨さん、天野慶さん、角山諭さん、大室ゆらぎさん、勺禰子さん・・・などと話をして、たくさんの刺激をいただいた。
最後まで残ったメンバーが解散したのは午前2時。
今朝は7時にホテルを出て京都に帰り、「塔」9月号の初校の取りまとめ。夕方、無事に印刷所へ送った。
そして,講演後は「深夜サロン」までおつきあい下さり,大変感謝しております。ざっくばらんにお話しできたことをうれしく思っております。おつかれさまでした。
またどこかでお会いする機会もあろうかと思いますが,ぜひよろしくお願いします。
ところで,我々が眠い目をこすりながら翌日の歌会に臨んでいるときはすでに京都に戻られてお仕事をされていたとは…松村さんの体力に改めて感服いたしました。
深夜サロンも楽しかったですね。結社の持つ魅力を再認識しました。
講演本編もさることながら(啄木と哀果の本歌取りでもない歌の相似性、短歌は実は若者文化だった)、質疑応答での、啄木は物語性や解りやすさを超えて、やはり作歌が巧かったというご指摘、更に心を打つ歌とは何なのか、テクニックとしての作歌術を体得しても、それではそもそも何のために歌を詠むのか等々、いちいち深く思い入ることばかりでした。
私自身はアマチュアであり、私自身が歌を作ることに理由はありません。「永夜清宵何所為」ぐらい答えが無いような気がしております。
以上思うところ多く、遅まきながら、メールさせていただきました。乱文何卒ご海容ください。
講演を聴きに来てくださった一般の方がいらっしゃったと、「短歌人」の方にうかがっておりました。
私は短歌を詠み始めて20年になりますが、迷うことばかり多く、試行錯誤の繰り返しです。
今年の秋に『樺太を訪れた歌人たち』という評論集を出版する予定で、現在準備を進めております。機会がありましたら、またお読みください。