芦屋のカルチャーセンターでの講座を終えて、午後から兵庫県立美術館へ、「藤田嗣治展 東と西を結ぶ絵画」を観に行く。
100点を超える展示があって、かなり充実した内容であった。
特に良かったのが「砂の上で」。
砂浜の上に寝ころぶ二人の裸婦と赤子を描いた作品。シャベルやバケツ、貝殻などもある。
大作「アッツ島玉砕」はよく見ると、ところどころ兵士の身体が透けている感じがする。幽鬼とでも言ったら良いだろうか。
同じく大作「五人の裸婦」は、黒田清輝「智・感・情」を思い浮かべた。あっちは三人だが。
「アントワープ港の眺め」は、こんな絵も描いていたのかという感じで新鮮だった。
2016年08月05日
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