2016年07月11日

若冲展

今年は伊藤若冲(1716―1800)の生誕300年ということで、あちこちで若冲展が開かれている。

まずは、細見美術館の「伊藤若冲―京に生きた画家―」。

  P1050169.JPG


「鶏図押絵貼屏風」
(6曲1双)に描かれたヒヨコがいい。
ササッと書きましたという感じ。

「糸瓜群虫図」には11匹の虫がいるというので、しばらくじっくり見る。
はっきりと確認できるのは8匹。

続いて、承天閣美術館の「伊藤若冲展」へ。

  P1050171.JPG

「動植綵絵」30幅(コロタイプ印刷による複製)のほか、重要文化財「鹿苑寺大書院障壁画」などの展示がある。

今回気に入ったのは、「動植綵絵」の「群魚図」に描かれた子タコ。親タコ(?)の脚にしっかりしがみついていて、何とも可愛らしい。

2つの美術館をめぐって発見したのは、「厖児戯帚図」(承天閣美術館、絹本着色)と「仔犬に箒図」(細見美術館、紙本墨画)が似ていること。前者は箒が手前で犬が奥、後者は箒が奥で犬が手前になっている。

posted by 松村正直 at 08:00| Comment(0) | 演劇・美術・講演・スポーツ観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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