第50回迢空賞が発表になっている。
受賞作は大島史洋さんの歌集『ふくろう』。
http://matsutanka.seesaa.net/article/416896116.html
この歌集は兄の大島一洋さんの著書『介護はつらいよ』(小学館)とあわせて読むと、さらに味わいが深まるように思う。父・兄・弟という男3人の関係が浮かび上がってくる。
今回驚いたのは、高野公彦さん(選考委員)の選評だ。
「五冊の候補歌集の中で、私は水原紫苑の『光儀』にいちばん魅力を感じた という一文から始まって、最後まで水原作品についてだけ書いている。『ふくろう』には一切触れていない。これはなかなかスゴイことである。
2016年05月26日
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