狛犬もその時に作られたものだろう。
靖国神社の狛犬(昭和8年)と制作時期が近い。
しかも靖国神社と護国神社と言えば、本店と支店のようなもの。
もともと関わりが深い場所だ。
さらに調べてみると、サハリンの狛犬と靖国神社の狛犬は、どうやら同じ人が作ったものらしいことがわかった。
彫刻家、新海竹蔵(1897-1968)。
東京文化財研究所の記事
http://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9047.html
を見ると、
昭和8年 4月靖国神社に献納の狛犬(石彫)を作り13日、献納式。
昭和10年 9月樺太護国神社に建立の狛犬を製作する。
と書かれている。
同じ作者の兄弟狛犬(?)ということになる。
記事にはさらに、「昭和10年4月山形県護国神社社頭の狛犬成り24日献納式」という一文もある。山形に行く機会があったら、訪れてみたい。