すると、大村益次郎の銅像のところから横へ抜ける道があり、靖国通りからの入口になっている。そこに狛犬がいた。
おお、この狛犬だ!
前肢の踏ん張り方や、後肢の位置、顔の表情など、確かに共通点がある。
狛犬学(?)においては「護国系」「招魂社系」などと分類されているらしい。
胸を張って、背筋が伸びているタイプ。
高い台座に載っているので、こちらも柵の上に乗って撮影する。
そうしないと、かなり下から見上げる角度になって、姿形がよくわからないのだ。近くに警備員の詰所があり、「そんなとこ乗っちゃダメ!」と怒られないかヒヤヒヤした。
制作は昭和8年。戦前の狛犬である。