
昨日は14時から京都教育文化センターで開催された山下裕二さん(明治学院大学教授)と山口晃さん(画家)の対談「日本美術放談会」を聞きに行った。
360席のホールがほぼ満員。事前に申込み葉書の抽選をして、当選した人だけが参加できる会であった。
二人の本はよく読んでいるのだが、実際に目にするのは初めて。
・赤瀬川原平・山下裕二著 『日本美術観光団』
http://matsutanka.seesaa.net/article/431542168.html
・山下裕二・橋本麻里著 『驚くべき日本美術』
http://matsutanka.seesaa.net/article/431102160.html
・赤瀬川原平×山下裕二著 『日本美術応援団 オトナの社会科見学』
http://matsutanka.seesaa.net/article/387138776.html
・藤森照信×山口晃著 『日本建築集中講義』
http://matsutanka.seesaa.net/article/387139207.html
・山口晃著 『ヘンな日本美術史』
http://matsutanka.seesaa.net/article/387138969.html
・山口晃展
http://matsutanka.seesaa.net/article/387138965.html
今回は『日本美術全集』(小学館)全20巻の完結記念ということで、全集に収められた写真をスクリーンに映し出しながら、二人が喋るという内容であった。縄文土器から現代の村上隆や山口晃の作品まで、ユーモアをまじえて楽しい話をたっぷりと聞くことができた。
美術史家である山下さんが学問的・体系的な話をするのに対して、画家の山口さんは実作者として線の引き方や構図の取り方の話をする。そのバランスが絶妙だ。
短歌の世界でも、歌に詳しい「学者」「評論家」と実作者である「歌人」とが、こんなふうにざっくばらんに話ができる機会があれば良いのだけれど。
私も山口晃さんのものはとても好きです。 『ヘンな日本美術史』、ここに取り上げられてたんですね。
ちょっととぼけた丁寧な話し方も魅力的です。
抽選でしたか・・・