2016年01月24日

鯖江・武生(その2)

三六町から南へ一駅分歩いて福井鉄道の水落駅付近にやって来る。
ここには嶺北忠霊場、かつての鯖江陸軍墓地だったところがある。

  P1040955.JPG

雪の中に立ちならぶ兵の墓。

数多くの兵の墓の他に、日露戦争の戦死病歿合葬碑、上海事件陣歿者合葬碑、満州事変陣歿者合葬碑なども立っている。

     P1040957.JPG

昭和16年建立の忠霊塔。
扉の中には日中戦争以降の遺骨2万5千柱あまりが納められているとのこと。

  P1040952.JPG

福井県平和祈念館。
2007年に建てられたもので、鯖江市水落児童館と一緒の建物に入っている。

見学には事前の連絡が必要で、当日の急な連絡だったにも関わらず館長の岩堀修一さん(鯖江市遺族連合会会長)が対応をして下さった。父親を戦争で亡くして大変な苦労をされた方である。

  P1040958.JPG

館内の展示は非常に充実している。軍服や水筒、軍隊手帳などの備品、出征兵士に贈られた寄せ書きの日の丸、当時の写真など、実物がたくさん保存されている。戦争と平和を考えるには恰好な場所だろう。

     P1040943.JPG

町で見かけた緑のスコップ。

「みどりのスコップひとかき運動」「信号待ちの時間、歩道の除雪に御協力をお願いします。」と書かれている。雪国ならではの光景だ。

posted by 松村正直 at 08:59| Comment(0) | 戦争遺跡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。