ここには嶺北忠霊場、かつての鯖江陸軍墓地だったところがある。
雪の中に立ちならぶ兵の墓。
数多くの兵の墓の他に、日露戦争の戦死病歿合葬碑、上海事件陣歿者合葬碑、満州事変陣歿者合葬碑なども立っている。
昭和16年建立の忠霊塔。
扉の中には日中戦争以降の遺骨2万5千柱あまりが納められているとのこと。
福井県平和祈念館。
2007年に建てられたもので、鯖江市水落児童館と一緒の建物に入っている。
見学には事前の連絡が必要で、当日の急な連絡だったにも関わらず館長の岩堀修一さん(鯖江市遺族連合会会長)が対応をして下さった。父親を戦争で亡くして大変な苦労をされた方である。
館内の展示は非常に充実している。軍服や水筒、軍隊手帳などの備品、出征兵士に贈られた寄せ書きの日の丸、当時の写真など、実物がたくさん保存されている。戦争と平和を考えるには恰好な場所だろう。
町で見かけた緑のスコップ。
「みどりのスコップひとかき運動」「信号待ちの時間、歩道の除雪に御協力をお願いします。」と書かれている。雪国ならではの光景だ。