時間があったので、まずは鯖江市に寄る。
福井鉄道(越前武生〜福井駅前〜田原町)に乗って、鯖江市の神明駅で降りる。駅から歩いてすぐの所に「三六史跡公園」がある。かつて歩兵第三十六連隊があった場所。神明駅も戦前は兵営駅という名前であった。
わが家の近くに京阪電鉄の藤森という駅があるが、ここも戦前は師団前駅という名前であった。深草の第十六師団の最寄り駅だったからだ。
三十六連隊営門。
兵営の敷地面積は約16ヘクタールで1500〜2000人が駐屯していた。
鯖江聯隊史蹟碑。
この他にも、「鯖江聯隊兵営跡」「鯖江聯隊の歌」「皇太子殿下行啓記念碑」「軍旗一〇〇年記念碑」「迫撃第三聯隊記念碑」など、多くの碑が立っている。
「三六史跡公園」の少し南の「三六公園」にある昭和11年当時の鯖江歩兵第三六連隊兵営図。この公園も兵営の跡地である。現在の地図も表示されていて、兵営の範囲がどこまでだったのかよくわかる。
この付近一帯には「三六町」という町名が付いている。
公立丹南病院の前にある「三六酒店」。
丹南病院(旧国立鯖江病院)のルーツも、戦前の「鯖江衛戍病院」まで遡ることができる。