神戸にあるのかと思ったらそうではなく、明石にある。
駅から見える明石城の跡地に、野球場や球技場などがあり、さらに兵庫県立図書館と明石市立図書館が向かい合って立っている。
1時間ほど調べものをして、収穫あり。
考えていた通りのものが見つかって嬉しい。遠征してきた甲斐があった。
その後、天気も良いのでぶらぶらと街歩きをする。

柿本人麻呂を祀った柿本神社(人丸神社)。
歌がうまくなりますようにと祈る。
神社は人丸山という小高い場所にあって、門前からは瀬戸内海を行き交う船と明石大橋を見渡すことができる。まさに、
ほのぼのと明石の浦のあさ霧に島がくれゆく舟をしぞ思ふ
(古今和歌集・よみ人知らず)
という光景だ。

近くには東経135度の日本標準時子午線の標識が立っている。
そのすぐ下が明石市立天文科学館。
少し南へ歩いて行くと「天文町」という地名表示を見かける。
そう言えば、明石は稲垣足穂が子ども時代を過ごした町でもあった。